離島の車検で負担軽減策 太田国交相

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太田昭宏国土交通相は8月5日の閣議後会見で、離島での車検についての負担軽減策を発表した。

全国にある311の離島のうち、国の検査場や民間車検場、出張検査で車検を受けられるのはその約2割に当たる66の島。離島の約8割では、本土などにフェリーでクルマを輸送する必要があり、負担の軽減を求める声が出ていたという。

軽減策では、出張検査の実施場所や回数を増やすほか、車検有効期限の1ヵ月前からとなっている受検可能期間を2ヵ月に延長する。太田国交相は「今度は2ヵ月前でも受けられることになる。車検の有効期間2年はそのままなので、次の検査は2年2ヵ月後で良いことになる」と説明した。

また、災害特例も柔軟に適用し、台風などでフェリーが長期間欠航するような場合には車検証の有効期間を延長する。

実施時期について国交相は「今秋から準備を整え、速やかに実施したい。受検期間の延長は省令改正が必要なため、2015年4月から実施する予定だ」と述べた。

《レスポンス編集部》

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