アイシン精機は、創立50周年記念事業として、「新展示館」を建設すると発表した。
新展示館は、既存の展示館で2001年に開館した「アイシンコムセンター」にかわる新たな展示館として愛知県刈谷市の本社地区内に新設する。アイシングループの歴史を振り返るとともに、次の50年を見据えながら、地域社会や顧客とアイシングループをつなぐ施設として活用していく。
建物は鉄骨2階建てで、延床面積が約2800平方メートル。2015年5月に完成する予定。
新展示館の製品展示コーナーでは、アイシングループの概要を、自動車部品事業、住生活関連事業、エネルギー関連事業、新規事業の事業分野ごとにわかりやすく紹介する。また、プロジェクションマッピングを取り入れた映像シアターや、製品の機能や仕組みを体験できるコーナーを設ける。
歴史展示コーナーでは、同社の成り立ちから現在までを振り返るほか、産業の発展とともに進化してきたアイシングループの製品を展示する。
建物の設備は、環境に配慮するため、館内空調にGHP(ガスヒートポンプエアコン)を採用し、CO2排出量を抑制する。災害時への対策として電源自立型空調GHPを備え、有事の際の電源、空調機能を確保する。