8月28日、幕張メッセで「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2014」(DIYショー)が開幕した。初日はバイヤーデーとして、一般入場はできないが、29日から一般の人も入場が可能で、工具や工作などの体験コーナーも充実している。
DIYショーでは、工具や機器メーカーも多く出展しており、日頃個人には馴染みのない道具や器具を使ってみることができる。
小池酸素工業は、家庭用のAC100Vで動作する電気溶接機を展示しており、来場者は実際に自分で電気溶接を体験し、本棚やペン立てなどを作ることができる。アセチレンなどガスを使う溶接は免許が必要だが、電気溶接は免許不要のため機械や道具があればだれでも可能だ。
手軽な電気溶接機がないため、鉄工や溶接はDIYの域を超えているイメージがある。しかし道具のコツをつかみ簡単な溶接ができれば、車やバイクの修理、メンテナンスに幅が広がる。
ブースで使用する溶接用の遮光面は、センサーと液晶スクリーン内蔵で設定したスパークを感知して自動的に遮光してくれるすぐれものだ。面をつけたまま位置決めや溶接部分の確認ができる。
会場では他にも、電動工具や特殊工具の展示・実演イベントから手芸や木工作などワークショップやセミナープログラムもあり、作成したオリジナルの本棚、ポーチ、ランタン、スマートフォンケースなどを作って持ち帰ることもできるイベントやブースもある(一部有料)。