ジャガー・ランドローバー・ジャパンが導入を開始した、ジャガー『Fタイプコンバーチブル』及び、『Fタイプクーペ』のイメージターゲットは、“British Villain”だ。
これは、「英国の悪役という意味だ」とは、同社マーケティング・広報部の須藤博さんの弁。「行儀のいい優等生というよりは、もう少しエッジの効いた人達がジャガーに乗るというイメージを作るためのもの」と話す。
須藤さんによると、「ハリウッド映画などでは、悪役はイギリス人が多い。日本でいう悪役はやくざのような感じだが、海外ではそうではなく、見た目はすごく紳士的だが、知的な怖さを秘めている。そこをイメージし、ターゲットを設定しているのだ」と説明。
実際に購入するユーザーは、「スタイリングは最も重要で、かつ、パフォーマンスやハンドリングも重視する。つまり、クルマが大好きで、クルマのことをよく知っており、ドライビングに快感を覚える。そういう人たちがターゲットだ」だという。
つまり、「多くの皆さんにスポーツカーを楽しんでもらうというよりは、クルマのことをよく知っている人、もっと玄人寄りの方に味わってほしい」と須藤さん。
最後に、「ジャガーはあまりにも紳士的で、良い人過ぎるイメージがある。それをぶち破り、もっともっとワイルドだということをアピールしたいのだ」と語った。