マレーシア・クアラルンプール郊外のセランゴール州スバン空港で26日、ペナン行きのマリンド・エアの小型旅客機(ATR72型機)が爆弾騒ぎのために出発を中止し、乗員乗客が一時避難する騒ぎがあった。マレー・メイルが報じた。
検査を行ったが不審物は発見されず、同機は午後9時半ごろ出発した。
同機は午後3時40分発の予定だったが、搭乗の際のチェックが重複して行われることに腹を立てた男性客の一人が爆弾を持ち込まれたことを疑わせることを口走ったため、37人いた乗客全員と預け荷物を一旦降ろし、爆弾処理班が機内をチェックした。しかし、爆発物などは発見されなかった。
男性客は「なぜ何度もチェックするのか? 爆弾があるとでもいうのか?」と不満を口にしたが、これを耳にした係員が規則に則って検査を実施したのだという。
きっかけとなった「爆弾発言」の男性は、お咎め無しだった。