自動車部品・用品の大手卸売り商社であるエンパイヤ自動車は、8月27~28日の両日「EMC Fair 2014 Intelligent & Safty」を開催。
今年の開催テーマは「進化する性能と変わらぬ安全のために」。日々刻々と変化するクルマ社会において、次世代に向け、商品や提案を通じ顧客との信頼関係を築いていくことをイベントの目的に据えている。小間出展71社、自動車部品・用品を手がける関連会社約100社1300人の来場を予定している。
出展用品の種類は多岐に渡るが、印象的だったのが、軽自動車の『タント』、『N-BOX』、乗用車では『プリウス』、『フィット』、『アクア』など、売れ筋車両に特化した車種別専用品を各メーカーが盛んにラインアップしていたことだ。汎用品と違い、車種別専用品にすることで、インテリアに自然ととけ込み、”跡づけ感”がないことからユーザーに人気が高いという。
EMCフェアの特徴として、自動車用アフターパーツだけではなく、トラックなどの大型車両部品や農機具用のオイル類の展示があげられる。メンテナンスコーナーでは、エンパイヤ自動車が大型機・建機産機向けブランド「テクノパワーPRO」を新たに立ち上げ、新しい流通チャンネルに向け積極的にアピールしていた。
ケミカル類では、霧状に噴射するタイプの製品が様々なメーカーから出展されていた。一般的なボトル噴射よりも広範囲に液剤を噴射できることから、初心者でもムラなくコーティングでき近年人気が高くなっている。
そのほか、冬商戦に向けてタイヤチェーンやスノーブラシ、ワイパーブレードの展示や、ハイブリッド車両向けバッテリーやスマートフォン関連商品、近年装着率が高くなってきているドライブレコーダーなど、各社から幅広い製品が展示された。DIY関連も盛り上がってきており、LED関連部品やメンテナンス工具などの展示も多く見られた。