日本と中国による、インドの高速鉄道市場への参入をかけた競争が再燃している。インドの英字紙「タイムズオブインディア」が伝えた。
タイムズオブインディアの報道によると、日本はアーメダバード~ムンバイ間で、新幹線方式による高速鉄道ネットワークの実用化調査を既に開始。今週末にインドのモディ首相が訪日する際、その結果が報告される。日本の安倍晋三首相はインドに対し、新幹線による高速鉄道ネットワークの積極的な売り込みを行うと見られている。
一方、世界最長の高速鉄道ネットワークを持つ中国は、日本よりも低コストで車両を販売することを目指している。9月中旬には中国の習近平国家主席がインドを訪問する予定だ。
インドでは、デリー~アグラ間やマイソール~バンガロール~チェンナイ間などの路線で高速鉄道ネットワークの構築が計画されている。