ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空(MAS)MH17便に搭乗していたマレーシア人20人の遺体・遺骨が22日午前9時54分、MASの特別機でクアラルンプール新国際空港(KLIA)に到着した。
霊柩車への移送が終わった10時55分ごろ、参列者によって1分間の黙祷が捧げられ、ナジブ・ラザク首相やムヒディン・ヤシン副首相ら主だった政府首脳、MAS関係者、トゥアンク・アブドル・ハリム国王も参列した。
黙祷の合図はテレビやラジオで全国に伝えられ、KLIAやショッピングセンターなどの公的場所、政府機関、学校、そして主要道路などで一斉に黙祷が行われた。
遺体はパトカーの先導でイスラム教徒はプトラジャヤとゴンバックの墓地や、仏教の斎場などに運ばれた。
遺体の内訳は乗客が11人、乗務員が9人で、11人がイスラム教徒、非イスラム教徒が9人。すでに身元が判明しているが、手続きのためにオランダで安置されている8人も近く帰国する見通しだ。
マレーシア人は全部で乗客28人、乗務員15人が乗機していた。