ナジブ・ラザク首相(兼財務相)は、10月に国会上程を予定している2015年度予算案について、政府の財政状態を改善し、国民の生活水準を引き上げるような内容となると明らかにした。
ナジブ首相はブログ「1マレーシア」の2015年度予算案に関するポストの中で、2020年の先進国入りという目標を実現させるために責任のある予算が必要だとコメント。マレーシアは先進国としての夜明けにあり、一丸となって目標実現に向け努力するべきだとした。そのうえで、予算案に国民のニーズを反映させるためにナジブ首相自身のフェイスブックページまたはその他のソーシャルサイトを通じて意見やアイデア、ニーズを寄せてほしいと呼び掛けた。2014年度予算案上程前には国民から住宅や文化などあらゆる面に関して意見が寄せられたといい、来年度予算に関しても全ての意見を歓迎するとした。
ナジブ首相は経済成長が続いており多くの雇用が創出されている一方で、多くの人が生活費上昇の影響を受けていると指摘。政府はより包括的でバランスが取れた、責任感のある予算を組むことで国民最優先の姿勢を示すと述べた。