日産自動車の米国法人、北米日産は8月1日、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、7月の記録を更新する12万1452台。前年同月比は11.4%増と、10か月連続で前年実績を上回った。
日産ブランドは、7月の新記録となる11万2914台で、前年同月比は11.5%増。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、2万6654台と後退。前年同月比は9.8%減と、2か月連続のマイナスとなった。しかし、『セントラ』は1万7579台を売り上げ、前年同月比は53.7%増と、大幅増を維持。『ヴァーサ』は、1万5630台を販売。前年同月比は73.5%増と大きく伸びる。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)が、1万6618台を販売。前年同月比は2.2%減と、2か月連続のマイナス。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、3.2%増の5797台と堅調だった。
インフィニティブランドは、前年同月比10%増の8538台と、回復。牽引役は『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)。7月は2461台を登録し、同ブランドの最量販車に。一方、SUVの『QX60』は、前年同月比18.7%減の2232台と、4か月連続のマイナス。
日産自動車の2014年1-7月米国新車販売は、前年同期比12.5%増の75万8050台。同社は2013年、米国で前年比9.4%増の124万8420台を販売している。