精密ばねのアドバネクスは7月28日、埼玉県本庄市に土地を取得し、自動車部品生産の新工場を建設すると発表した。
アドバネクスは近年、自動車市場向けの売上高が増加し、連結売上高の37%を占める主力市場に成長。今回、国内自動車関連の取引先により満足してもらえるQCD(品質、価格、納期)を提供できるよう、自動車部品工場を設立する。
取引先の多い立地と災害発生リスク等を総合的に勘案した結果、埼玉県本庄市に土地を取得し、新工場を建設。国内既存工場からの生産設備移設に加え新規機械設備の導入を行い、線ばね、板ばね、深絞り等の製品を生産していく。
また、同工場内に研究開発機能を併設するとともに、自動車産業向け品質マネジメントシステムISO/TS16949を取得する予定。
新工場の投資金額は約13億円。完成予定は2015年7月で、2~3年内に30億円程度の売上を見込む。