【ツール・ド・フランス14】第16ステージ、ロジャースが逃げ切ってツール初優勝  マイヨブラン争いも動く

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マイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)が逃げ切りでツール初優勝
  • マイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)が逃げ切りでツール初優勝
  • トマ・ボクレール(ユーロップカー)
  • バシル・キリエンカ(チームスカイ)

7月22日(火)第16ステージ:カルカソンヌ~バニエール・ド・リュション(237.5km)

超級山岳ポール・ド・バレスの上りでは先頭21人から数が絞られ、山頂近くではトマ・ボクレール、ホセ・セルパ、マイケル・ロジャースの3人となる。

約10分後方のメイン集団内でもモビスターのペースアップで人数が減らされ、有力選手も遅れ始める。さらに総合4位、ヤングライダー賞2位につけるティボー・ピノ(FDJ)の加速で、総合3位、マイヨブランのロマン・バルデ(アージェードゥーゼル)が脱落。この集団もマイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)、総合2位アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、総合4位ピノ、総合6位ジャンクリストフ・ペロー(アージェードゥーゼル)らを残すだけとなった。

残り21.5kmの超級山頂は、先頭3人からセルパがボクレールを抑えてトップ通過。下り区間ではいったん遅れたシリル・ゴチエ、バシル・キリエンカが追いつき、最後は5人でのステージ優勝争いとなる。

しかし、残り4.5kmでロジャースがアタックすると、残る4人はついていくことはできない。ロジャースはそのまま逃げ切って、今年のジロでのステージ2勝に続き、自身初のツールのステージ優勝をつかんだ。ティンコフ・サクソにとっては、今大会2勝目となった。9秒差でステージ2位はボクレール、3位はキリエンカ。

マイヨジョーヌの集団は、8分32秒遅れでゴール。前日まで総合4位のバルデ、総合5位のティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)などはここから大きく遅れた。

総合首位のニーバリは危なげなくマイヨジョーヌを守ったが、総合3位以下は入れ替わった。ピノが5分06秒差の総合3位に浮上し、ヤングライダー賞でもトップに立ってマイヨブランを獲得。またアージェードゥーゼルではベテランのペローが4位に上がり、若手のバルデが3位から5位に後退した。

山岳賞も入れ替わり、ステージ序盤に1ポイントを獲得したラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)がホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)を抑えてマイヨブランアポアルージュに袖を通した。マイヨベールはペーター・サガン(キャノンデール)がキープしている。敢闘賞はゴチエが受賞した。

通過順位
残り21.5km(216km)超級山岳:ポール・ド・パレス
1.ホセ・セルパ(ランプレ・メリダ)25ポイント
2.トマ・ボクレール(ユーロップカー)20
3.マイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)16
4.バシル・キリエンカ(チームスカイ)14
5.シリル・ゴチエ (ユーロップカー)12
6.グレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)10
7.マッテーオ・モンタグーティ(アージェードゥーゼル)8
8.ミカル・クビアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)6
9.トムイェルト・スラフテル(ガーミン・シャープ)4
10.トニー・ガロパン(ロット・ベリソル)2

《光石達哉@CycleStyle》

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