トヨタ ウィングレットは静止が難儀、波乗り的に乗るとさらに難儀

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静止中。フロアのLEDだけがキラキラと
  • 静止中。フロアのLEDだけがキラキラと
  • 片手運転は禁止です。撮影のためこんな“運転目線”に
  • さすがスタッフ。この直立姿勢がポイント
  • 9630点。してやったりな顔のスタッフ
  • 日ごろの姿勢が問われるモビリティかもしれない
  • コースも鮮やかに光る
  • この直立姿勢がポイント
  • 左旋回中。レバーは倒しても身体は倒さない

東京・台場のMEGA WEBで7月18日から開催されるドライビングアトラクション「Winglet Challenge」。次世代型プレイモビリティ『Winglet(ウィングレット)』は、意外と操るのが難しい。

17日のプレス試乗会では、まず両足をウィングレットのペダルにのせるところで緊張が走った。片足をのせると、瞬時にジャイロセンサーが反応し、足元で小刻みにブルブルと震えだす。

やっと両足を乗せたかと思うと、今度はじっとしたまま静止するのがさらに難しい。「背筋を伸ばして、直立。自分の体重が地球の中心へ向けてまっすぐに立つイメージ」とスタッフ。

両足を載せてもジャイロセンサーまわりはバランスを保とうとし、微妙なズレをリアルタイムに修正しているのが足元から伝わってくる。

前後の操作は、両足の加重加減で行なう。つま先側に加重をかけると前進、かかと側で後進という具合。クルマのハンドルに相当する旋回の操作は、手元のレバーで行なう。

マニュアル車を日常的に走らせる記者が「これは難しい」と感じたのは、加減速中に旋回するという動き。クラッチを切り、ギアを変え、ブレーキを踏み、ハンドルを切り、アクセルを踏むという流れとはまったく違うアクションで、ウィングレットをうまく操れない。急カーブを旋回するとき、かかと側に加重し、レバーを倒すという操作は慣れがいる。

「ひざを曲げない!」というスタッフの注意。旋回するとき、バイクや波乗りと同じイメージで、旋回する方向(内側)に身体を無意識に倒してしまう。仕組み上、ペダルの加重で動くウィングレットは、記者の両足のおかしな動きに反応し、思うようなカーブを描いてくれない。

スタッフの激励を受けながらコースを周回していくうちに、「うわっ、楽しい!」と思えてくる。子どものように「もう一回乗りたい」とスタッフに言いたいところだが、2度目のアタックで10000点満点中、9225点という結果を出したところで、大人しく失礼した。

《レスポンス編集部》

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