ホンダ・マレーシアは16日、第3世代の新型『ジャズ』を発表した。月間で1200台の販売を目標に掲げている。
ジャズの世界の販売台数は520万台に上っており、ホンダのベストセラーモデルとなっている。マレーシアでは2002年に第1世代が発表された。これまでの販売台数は3万573台で、国内組立生産(CKD)のハイブリッド版とガソリンエンジン版の販売台数は1万3000台に上っている。
ホンダ・マレーシアは、ジャズの発表により今年の売り上げ目標台数の7万6000台を達成できると見込んでいる。今年上半期の販売台数は3万7178台となり、前年同期比で70%大幅増となった。
第3世代のジャズの排気量は1.5リットルで、新たに設計された無段変速機(CVT)が導入された。車内空間が広くなった上、エアバッグが6つ搭載されるなど安全面が強化され、軽量化も施された。部品の地元調達率は70%。
「グレードS」「グレードE」「グレードV」の3バリエーションからなる。それぞれの価格は保険込みで7万2800リンギ、7万9800リンギ、8万7800リンギ。5年間の保証が付く。
上野洋一郎 最高経営責任者(CEO)によると、上位グレードの方が売れ筋とみており、販売見通し比率は「S」「E」「V」がそれぞれ20%、30%、50%と見込まれるという。