三井造船は15日、伊藤忠商事と九電工と共同で設立する事業会社を通じて、同社大分事業所の敷地内46万平方mの土地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し発電事業を行うと発表した。
本プロジェクトの発電出力は4万4800kWで、2016年3月に発電所が完成し、操業を開始する予定。年間予想発電量は5250万110kWhと、一般家庭約9300世帯分の年間消費電力量に相当する。
これに伴う二酸化炭素の削減量は、年間で約3万2000トンとなる。発電した電力は20年間にわたり九州電力に販売する。
三井造船グループでは、本事業を含め、岡山県、大分県及び愛知県で、発電量で約128MWの太陽光発電に関与することとなる。三井造船は、太陽光発電所のみではなく、風力、バイオマス、バイオガス等の再生可能エネルギー発電所の建設を手掛けており、多様な形で、エネルギー自給率の改善や地球環境負荷低減、また、地域経済の活性化に貢献してゆく、としている。
本プロジェクトの事業名称は、大分日吉原太陽光発電所メガソーラー事業で、事業形態はSPC方式で、伊藤忠商事50%、九電工30%、三井造船20%の出資比率となる。