脱法ハーブ購入後すぐに使用して事故、逮捕の男に記憶なし

自動車 社会 社会

10日午後3時50分ごろ、兵庫県加古川市内の国道250号で、低速で中央分離帯に接触しながら走行する不審な乗用車をパトロール中の警官が発見した。運転していた22歳の男は意識朦朧の状態で、警察は脱法ハーブを使用したものとして、現行犯逮捕している。

兵庫県警・加古川署によると、現場は加古川市野口町長砂付近で片側3車線の直線区間。乗用車は4-5km/hの速度で中央分離帯への接触を繰り返しながら走行していた。

現場をパトカーで通りかかった同署員が発見して抑止。運転していた姫路市内に在住する22歳の男は意識が朦朧とした状態で、ハンドルに顔を突っ伏して会話もできない状態だった。警察では極度の過労状態と判断し、道路交通法違反(過労運転禁止)の現行犯で逮捕している。

クルマからは脱法ハーブとみられる植物片が発見されており、後の事情聴取で男は「現場近くのハーブ店で購入し、駐車場ですぐに吸った」、「事故の記憶は無い」などと供述。現場から約50m離れた場所にはハーブを販売している店があり、警察は男がこの店で購入したものとみて、家宅捜索を実施するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース