イタリアのスーパーカーメーカー、パガーニ社は2014年上半期(1-6月)の世界新車販売において、「全生産台数の40%が米国で販売された」と発表した。
パガーニ社はアルゼンチン生まれのオラチオ・パガーニ氏が設立。1999年に『ゾンダC12』と呼ばれるスーパーカーを発売した。パガーニ社はその後、『ロードスター』、『ゾンダF』と、『ゾンダ』シリーズに絶えず進化の手を加えてきた。
同社の最新作が2012年春、ジュネーブモーターショー12で発表された『ウアイラ』(HUAYRA)。メルセデスベンツの高性能車部門、AMGがパガーニのために専用チューンした6.0リットルV型12気筒ツインターボを搭載。最大出力700ps/5000rpm、最大トルク102kgm/3500rpmを引き出すこのV12ユニットのおかげで、0-100km/h加速3.2秒、最高速378km/h以上という世界屈指のパフォーマンスを実現する。
今回、パガーニ社は、2014年上半期の世界新車販売において、全生産台数の40%が米国で販売されたと公表。パガーニにとって、米国が世界最大市場になった。同社によると、現地ではウアイラに対する需要が根強いという。
パガーニはスーパーカーを少量生産するメーカー。年間生産台数は100台に満たない。同社のオラチオ・パガーニCEOは、「米国でのパガーニ車に対する需要は、非常に根強い。ウアイラは、パガーニ社史上、最も野心的なプロジェクトだ」と述べている。