ボーイングは、U.A.E.(アラブ首長国連邦)のエミレーツ航空から777Xを150機確定受注したと発表した。受注総額560億ドルとなる。
エミレーツ航空は2013年のドバイ航空ショーで777ファミリーの購入を表明していた。
今回確定受注した777Xの内訳は、777-9Xが115機、777-8Xが35機。これに加えて50機を追加購入する権利を持つ。全て行使した分を含めた受注総額は750億ドルとなる。
エミレーツ航空の今回の発注を含めた777ファミリーの受注残は208機となった。
777Xは、最新技術を採用し、エンジンは、民間航空起用エンジンとして先進的なGEアビエーションの「GE9X」を搭載する。効率的な運航が可能で、コンポジット製ウイングの採用などによる軽量化もあって777よりも航続距離が長い。
777-8X、777-9Xともに、顧客やマーケットのし好に合わせたデザインを採用する。
同じサイズの競合機と比較して777-9Xは12%、787-8Xが5%それぞれ燃費効率が高いとしている。
777Xは現在、設計段階で製造準備は2017年からの予定。最初のデリバリーは2020年を目標としている。777Xは6の航空会社が合計で300機以上購入を表明している。