脱法ハーブ吸引で意識朦朧、信号待ちで暴走

自動車 社会 社会

5日午後11時50分ごろ、東京都北区内の国道122号で信号待ちをしていた乗用車が急発進。前方のバイクと交差進行してきたタクシーに衝突する事故が起きた。クルマは対向車線を逆走。運転していた男性は脱法ハーブを吸引していたとみられる。

警視庁・赤羽署によると、現場は北区岩淵町付近で片側2車線の直線区間。乗用車は信号待ちのため停車していたが、突然発進。前方に止まっていたバイクに追突。そのまま交差点に進入し、左方向から交差進行してきたタクシーと出会い頭に衝突した後、前方の都道を逆走状態で約200m走行。道路右側の歩道に乗り上げ、ガードパイプに衝突して停止した。

この事故でバイクを運転していた22歳の男性と、タクシーを運転していた67歳の男性が打撲などの軽傷。暴走車を運転していた埼玉県さいたま市浦和区内に在住する39歳の男は意識が朦朧とした状態。助手席には不審な植物片もあり、警察では運転前に脱法ハーブを吸引したと判断し、7日に男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕。後に危険運転傷害に切り替えて送検している。

聴取に対して男は「ハーブは路上で販売している売人から購入した」などと供述しており、警察は入手ルートの特定を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集