エコノミストらは、マレーシア経済は下期に減速するが、通年の成長率は5-5.5%となると予想している。
英字紙「ザ・スター」の取材によると、第1四半期の国内総生産(GDP)成長率が6.2%と好調であったことから経済の基底効果が上期の成長を押し上げた。ホンリョン・インベストメント・バンク(HLIB)のエコノミスト、シア・ケットイー氏によると、下期以降は6.2%の水準の成長はみられないが、より安定して持続可能な成長が見込まれるという。
特にジョホール州ペンゲランにおける石油精製・石油化学コンビナート(RAPID)プロジェクトなどの国内での大型プロジェクトが経済成長に貢献すると予想している。HLIBは2014年通年のGDP成長を5%と予想している。