運輸安全委員会年報2014を発行、事故調査の成果まとめ安全性向上へ

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運輸安全委員会は、「運輸安全委員会年報2014」を発行した。

2013年に新たに調査対象となった事故、インシデントの件数では、航空分野は、航空事故が前年比7件減の11件、航空重大インシデントが前年比2件減の8件だった。

鉄道分野では、鉄道事故が前年比5件減の15件、鉄道重大インシデントが前年比3件減の2件だった。

船舶分野では、船舶事故が前年比35件減の946件、船舶インシデントが前年比14件減の151件だった。

また、運輸関係の事故調査の分野は、国際的な調査協力や情報交換が進んでおり、国際機関である国際民間航空機関(ICAO)や国際海事機関(IMO)の取り組みと、日本の関わり、各国事故調査機関との協力や意見交換、海外研修への参加などについても触れた。

同書は、昨年1年間の同委員会の活動状況をコンパクトに取りまとめたもの。冒頭では、「事故調査の成果活用による運輸の安全性向上」と題して、個別の事故等調査により得られた再発防止策を広く社会に浸透させる取り組みとして、勧告、意見などの各種提言のほか、船舶事故ハザードマップ、ダイジェストや地方版分析集などの情報発信について特集した。

2013年に発生した航空、鉄道、船舶の事故の調査状況や公表した報告書の概要、事故防止への国際的な取り組みなどについても紹介している。

このほか、事故調査官の日頃の調査活動の苦労話などをコラムで盛り込む。

《レスポンス編集部》

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