6月28日午前5時30分ごろ、三重県名張市内の国道368号を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽トラックの運転者が収容先の病院で死亡している。
三重県警・名張署によると、現場は名張市八幡付近で片側1車線の緩やかなカーブ。乗用車はカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた軽トラックと正面衝突した。
衝突によって軽トラックは大破。運転していた同市内に在住する61歳の男性は近くの病院へ収容されたが、胸部強打などが原因で約3時間後に死亡。乗用車も中破し、助手席に同乗していた29歳の女性が胸部骨折などの重傷を負った。運転していた同市内に在住する25歳の男も軽傷を負ったが、警察は翌29日にこの男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕している。
聴取に対して男は「居眠りしていたかもしれない」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。