世界最速のEVめざす…新型EVスポーツ SP:01、英国で生産、2014年内に発売へ

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デトロイトエレクトリック社のSP:01の開発プロトタイプ車
  • デトロイトエレクトリック社のSP:01の開発プロトタイプ車

世界最速のEVを標榜し、現在開発の最終段階にある米国のデトロイトエレクトリック社のEV、『SP:01』。同車に関して、生産・販売計画が公表された。

デトロイトエレクトリック社は1912年、米国ミシガン州デトロイトに設立された老舗メーカー。当時としては、画期的な電気自動車を生産していたEVのパイオニア的存在。しかし、1930年代に会社は消滅。

2008年、英国ロータスエンジニアリングの元CEO、Albert Lam氏らによって、デトロイトエレクトリック社が復活。新生デトロイトエレクトリック社が送り出す最初のEVとして、SP:01は2013年春、上海モーターショー13で初公開された。

SP:01は、ロータス『エキシージ』のシャシーをベースに開発。ミッドシップにレイアウトされたモーターは、最大出力201ps、最大トルク23kgmを引き出す。カーボンファイバー製のボディは、車両重量は1068kgと軽量。二次電池は、蓄電容量37kWhのリチウムイオンバッテリー。1回の充電で最大290km以上が走行でき、充電に要する時間は、約4時間20分。0-100km/h加速3.7秒以下、最高速249km/hのパフォーマンスを備える。

6月26日、デトロイトエレクトリック社は、SP:01の生産・販売計画を公表。英国の専用工場で、SP:01を組み立てると発表した。また、販売に関しては、2014年第4四半期(10-12月)に、欧州とアジアで発売。その後、米国市場にも投入する予定と、明らかにしている。

《森脇稔》

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