GEキャピタル、自動車リース法人向け新サービスを開始…自社の管理技術応用

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GEキャピタルは、自動車リースの法人顧客向けに、GEのインダストリアル・インターネット技術を利用した、新しいサービスを開始したことを発表した。

新サービスは「フリートコンパス」という名称の情報サービスで、顧客企業が利用するリース車両の運用情報を、インダストリアル・インターネット技術で分析し、車両運用の効率化や交通安全上の問題防止に役立てるもの。

インダストリアル・インターネットは、GEが製造する航空機エンジン、ガスタービン、鉄道車両などの産業機械などの稼働効率化や問題の防止・解決を目的に、インターネットを使ってデータを集積・分析して傾向や特性を読み取る技術で、2012年11月に発表した。

今回、その技術を自動車リースの車両管理に応用。整備工場や保険会社から得られる事故やメンテナンス情報、ガソリンスタンドから得られる燃料使用状況に関する情報など、収集された多岐にわたるビッグデータを、様々な角度から分析・検証して、リース車両の運転や運用にかかる傾向や特性を読み出し、それをウェブなどのツールを通じて提供する。加えて顧客ニーズに応じた柔軟な分析機能も持つ。

将来的には、リース車両それぞれをインターネットで接続して、より多くのデータを分析に活かすことも計画している。

顧客は、提供された分析データに基づいて、事故や故障対策を策定し、安全管理体制の向上に活用できる。これまでも車両管理にかかる情報サービスはあったが、解析前の生データが主で、顧客がそれを活用することは難しい。同社のサービスは、インダストリアル・インターネット技術を使うことで、膨大な情報を多角的に分析し、様々な分析値とそれに基づく予測を提示する。

例えば、これまでの情報サービスは事故件数の集計などにとどまっていたが、同社では事故の原因、位置、過失の有無、自損か否かなどの詳細を「見える化」し、これに基づいて予防することができるとしている。

《レスポンス編集部》

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