職務質問を振り切り、車両を放置して逃走の男を逮捕

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23日午前3時15分ごろ、静岡県島田市内で交通違反を行ったとしてパトカーの追跡を受けていた乗用車が丁字路交差点を進行中に路外へ逸脱。正面のコンクリート壁に衝突する事故が起きた。運転していた男はクルマを放置して逃走したが、後に出頭して逮捕された。

静岡県警・島田署によると、同署員が島田市本通付近の市道をパトロールしていたところ、一時停止を無視して交差点に進入してきた軽乗用車を発見。職務質問しようと停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。

署員はパトカーで追跡を開始したが、クルマは約2.5kmに渡って逃走。島田市松葉町付近の丁字路交差点を進行した際に曲がりきれずに直進し、正面のコンクリート壁に衝突した。

この事故でクルマは中破。追跡してきた署員は直後に追いついたが、運転していた男は車両を現場に放置し、走って逃げ続けた。

警察が運転者の特定を進めていたところ、同日午後になって同市内に在住する31歳の男が同署へ出頭。放置されたクルマの使用者と確認が取れたため、道路交通法違反(危険防止措置義務違反)容疑で逮捕している。

男は違反の事実を大筋で認めているが、警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走した可能性も考えられるとして、男を厳しく追及。逃走の動機や事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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