マレーシアの国公立大学の世界ランキングが下落を続けている。英教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の2014年度アジア大学ランキングで、マレーシアの大学は100位以内に入らなかった。
アジアの高等教育機関のランキングのトップ10の上位5位は日本、シンガポール、香港、韓国、中国となった。インドやイラン、イスラエル、レバノン、サウジアラビア、トルコなどの大学も健闘した。
昨年のランキングで87位に入ったマレーシア国民大学(UKM)も100位以内には入ることができなかった。アジアの高等教育機関のランキングトップは前年に続いて東京大学で、2位はシンガポール国立大学。3位以下は香港大学、ソウル大学校、北京大学、清華大学、京都大学の順となった。
4月に発表された、「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の創立50年以内の大学ランキングでも、マレーシアの国公立大学は100位以内に入らなかった。また、3月に発表された大学の名声に関するランキングでもマレーシアの大学はランクインしなかった。
イドリス・ジュソー第2教育相は、これらのランキングに関して、ランキングが全てではないと前置きしたうえで、ランク入りを目指すために現実的な取り組みをするべきとの考えを示した。
教育省は2013年には387億リンギ、今年は540億リンギの予算割り当てを受けている。
(マレーシアン・インサイダー、6月19日)