ITSジャパンの渡邉浩之会長は6月11日に都内で開いた総会懇親会で報道陣の囲み取材に応じ、官民挙げて取り組んでいる自動運転に関して「市民の正しい理解と賛同、これがないと普及しない」との考えを示した。
渡邉会長は自動運転技術について「我々は理念をもって交通事故を無くしたい。日本を強い国にしたい、世界に貢献できる国にしたいと思っている」と強調。
さらに「例えば『自動運転なら寝てていいんだね』といったような議論がでてくるが、万全な機械はない。こうした間違った方向に行ってしまうと人を助けるものが、人を助けられないものになってしまう」とも指摘。その上で「市民の理解と賛同のためには正しい報道をしてもらいたい」と注文を付けた。