NASCARのスプリントカップシリーズ第14戦は6月8日、ポコノ・レースウェイにて行われ、ヘンドリック・モータースポーツのドライバーであるデール・アーンハート・Jrが残り5ラップ目でブラッド・ケセロウスキーをパスし、ポコノでの初勝利を手にすることとなった。
ケセロウスキーは、フロントグリルにゴミが張り付いたためにマシンがオーバーヒートを起こしペースダウン。残り5ラップで追い越されてしまった。
「ブラッド(ケセロウスキー)は僕より良いマシンを持っていた。僕はこれまでにいくつかのレースを不運な形で失ったが、こんな風に勝てていい気持ちだね」とアーンハート・Jrは語った。
ケセロウスキーは合計160ラップのレースにおいて95ラップをリードしたが、フロントグリルのゴミを払い落とすべくラップ遅れのダニカ・パトリックの車の後方に張り付いたため、タイムを落としリードを奪われてしまった。
「グリルにゴミが張り付いていたので、僕は何とかしなければならなかった。車はブローし始めていたし、壊れてしまうか、他の車にパスされるかしかなかった。ストレートでもパワーを失っていたんだ。僕は時間をロスすることなくゴミを払い落とそうとしたが、その動きでトップを譲り渡してしまったよ」とケセロウスキーは語った。
ポコノ400の結果(トップ10)
1. デール・アーンハート・Jr(シボレー)
2. ブラッド・ケセロウスキー(フォード)
3. カート・ブッシュ(シボレー)
4. デニー・ハムリン(トヨタ)
5. カイル・ラーソン(シボレー)
6. ジミー・ジョンソン(シボレー)
7. ライアン・ニューマン(シボレー)
8. ジェフ・ゴードン(シボレー)
9. マーティン・トゥルエクス・Jr(シボレー)
10. ジェイミー・マクマーレイ(シボレー)