川崎重工、自動車運搬船向けに舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼル2基受注

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川崎重工業は、ノルウェーのユナイテッド・ヨーロピアン・カー・キャリアーズが発注する3800台積み自動車運搬船2隻向けに、舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼル機関「川崎-MAN B&W 8S50ME-C8.2-GI」2台を受注したと発表した。

船は中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)で建造され、2016年に就航する予定。

舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジンは、重油と天然ガスの双方に対応する2元燃料エンジンで、天然ガス燃料使用時、従来型の重油焚2サイクルディーゼル機関と比べて、硫黄酸化物(SOx)排出量を大幅に削減する。二酸化炭素(CO2)排出量も大幅に抑えることが可能。出力は1万1000kW。

今後、国際海事機関は、欧州をはじめ全世界的にSOxやCO2などを対象とした排出規制を強化する予定。

川崎重工は、排出規制をクリアする次世代の舶用主機関のひとつとして、舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジンを積極的に売り込んでいく。

《レスポンス編集部》

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