シトロエン・レーシングはモスクワ・レースウェイで行われたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、レース1、レース2ともに勝利を飾った。
レース2では、今大会でデビューしたマー・チンホワが優勝。中国人ドライバーとして初めてWTCCで勝利するという快挙を成し遂げた。
レース1では、ポールポジションからスタートしたホセ・マリア・ロペスが、16周のレースを安定したペースでトップを守り、今季4勝目を飾った。4番手からスタートしたセバスチャン・ローブは1周目で3番手に上がり、そのポジションでゴール。6番手スタートのイヴァン・ミューラーは6番手からスタートし4位。デビューレースとなった中国人ドライバーのチンホワは、9番手からスタートし 6位入賞を果たした。
リバースグリッドで行われるレース2ではチンホワが2番手、ミューラーが5番手、ローブが7番手、ロペスが10番手からのスタート。チンホワはスタートで出遅れ3番手となるが反撃、7周目に首位がペナルティで脱落するとトップに浮上。ミューラーも8周目に2番手に上昇し、このポジションを守り切ったふたりが1-2フィニッシュを果たした。ローブは序盤11番手まで後退するも、追い上げ5位でフィニッシュ。ロペスはギアシフトのトラブルでスタートできず、リタイアとなった。
今回の結果により、シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で502ポイントとし、首位を独走。ドライバーズ選手権でも1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブと、シトロエンドライバーが上位を独占している。