日産自動車の米国法人、北米日産は6月3日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、5月の新記録となる13万5934台。前年同月比は18.8%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
日産ブランドは、5月としては過去最高の12万5558台で、前年同月比は17.8%増。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、3万6053台を販売し、5月の記録を更新。前年同月比は12.9%増と、2か月連続のプラスとなった。『セントラ』は2万1932台を売り上げ、前年同月比は75.4%増と、大幅増を維持。『ジューク』も、3825台を販売。前年同月比は33.4%増と大きく伸びる。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、2013年12月にモデルチェンジした小型SUVの『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)が、1万8722台を販売し、5月の新記録。前年同月比は8%増と好調が続く。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、1.4%増の6662台と堅調。
インフィニティブランドは、前年同月比31.4%増の1万0376台。牽引役は『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)。5月は2938台を登録し、同ブランドの最量販車に。一方、SUVの『QX60』は、前年同月比7.3%減の2736台と、2か月連続のマイナス。
日産自動車の2014年1-5月米国新車販売は、前年同期比14.3%増の59万4834台。同社は2013年、米国で前年比9.4%増の124万8420台を売り上げている。