燃料購入補助、月収と排気量が基準に マレーシア

政府は補助金付き燃料の購入資格を制限する新たな制度を9月にも導入する予定だが、利用者の収入とクルマの排気量を元に規制を設け、外国人や外国籍車は購入できなくなる見込みだ。

エマージング・マーケット 東南アジア

政府は補助金付き燃料の購入資格を制限する新たな制度を9月にも導入する予定だが、利用者の収入とクルマの排気量を元に規制を設け、外国人や外国籍車は購入できなくなる見込みだ。

華字紙「星洲日報」がハサン・マレク国内取引共同組合消費者行政相の話として報じた。

同紙によると、月収5000リンギ以下で排気量2000cc以下のクルマの場合は乗用車、商用車に関係なく、補助金付きガソリン(RON95)やディーゼル油を無制限に購入できる見込み。月収5000リンギ-1万リンギの場合には、毎月300リットルまで購入できるようになる。月収1万リンギ以上は補助金付きのガソリンを購入することができなくなるという。国家経済行動評議会(NEAC、MTEN)が検討した上で最終決定を行う。

国取省筋の情報では、多機能身分証明カード「MyKad」を利用する方法、もしくは補助金付き燃料が購入できる優待カードの発行で検討している。後者の場合には、所得証明など関係資料をもって公共陸運委員会(SPAD)の窓口で申請し、カードを貰う形になる。この場合でも申請の際に「MyKad」の提出が求められるとみられる。

伊藤 祐介

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