ヤナセは、6月1日付でグループ会社のヤナセオートシステムズに、北海道エリアのアフターマーケット向けパーツ販売事業を移管したと発表した。
今後、北海道エリアは、ヤナセオートシステムズが北海道札幌市に新設した「北海道エリアセンター」が担当する。
同社は、2010年4月から順次、エリアセンターを開設し、ネットワークを拡大してきた。今回の北海道エリアセンター開設で、全国7か所(北海道、東北、首都圏第一、首都圏第二、名古屋、関西、九州)体制となり、北海道から九州まで、ほぼ日本全国をカバーするエリアセンターネットワークが完成した。
ヤナセオートシステムズは、ヤナセの輸入車部品用品卸売事業を分社化し、2007年に株式会社ヤナセオートパーツとして発足。2011年にヤナセのBP事業を統合して、現在の社名に変更した。部品用品卸売事業としては、全国のエリアセンターを通じ、メーカー純正部品と優良部品(OEM部品)、オリジナル品などを取り扱い、物流センター3拠点(横浜 2、大阪 1)を活用して、迅速かつ効率的な供給体制を構築している。
今後は、商品代金の決済を簡便化できる独自のサービス、「YANASE Pa-netカード」会員獲得を促進するほか、主力のヤナセオリジナル輸入車専用バッテリー「ユーロバッテリーシリーズ」などの拡販に取り組む。さらに、ボッシュ製「KTSシリーズ」システムテスターに、独自の技術サポート「Pa-netテクニカルサポートプラス」のサービスを加えたスキャンツールの拡販にも取り組み、事業拡大を図る。