エルニーニョ現象、アナリストがリンギ上昇を予想

今年、東太平洋の赤道域で海面の水温が高くなる、「エル・ニーニョ」現象が今年6月からおよそ6カ月間に渡り起きる可能性が高まっていることから干ばつなどの影響が出ると懸念されている。

エマージング・マーケット 東南アジア

今年、東太平洋の赤道域で海面の水温が高くなる、「エル・ニーニョ」現象が今年6月からおよそ6カ月間に渡り起きる可能性が高まっていることから干ばつなどの影響が出ると懸念されている。

今年は8月頃に発達すると予想されている。作物の収穫に影響が出ると予想されている一方で、通貨リンギの上昇に繋がるとの観測も出ている。

Amバンク外為ストラテジストのウォン・チーセン氏によると、1986年以来、「エル・ニーニョ」現象とリンギの価値には強い関係があると分析されているという。2002年5月から2005年7月の固定相場制実施期間、1997-98年のアジア通貨危機の際を除いて、リンギは5.3%上昇している。

「エル・ニーニョ」現象が比較的安定している際にはリンギは上昇し、同現象の規模が大きくなるとリンギの価値が下落するという。

千田真理子

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