日本精工は、軸受の取引でシンガポール競争法に違反していたとして制裁金約1億円の支払いを命じられたと発表した。
同社の子会社であるNSKシンガポールは、2013年2月に、シンガポール競争法違反の疑いがあるとして、同国競争法委員会による立入検査を受けた。以降、同社とNSKシンガポールは、同委員会による調査に協力してきたとしている。
5月27日付で、日本精工、NSKシンガポールは、シンガポールでの軸受の取引の一部に関して、同国競争法に違反する行為があったとして、同委員会から128万6375シンガポールドル(約1億円)の制裁金の支払いを命じられた。
日本精工では「厳粛に受け止め、外部専門家等の指導を仰ぎながら、一層の法令遵守の徹底に努めるとともに、信頼の回復に向け全力を傾注していく」としている。