カタール航空は、5月27日午前9時(ドーハ時間)より、拠点空港の完全移転を実施した。移転に伴い、全航空会社が運航するドーハ路線の全便が、従来のドーハ国際空港ではなく、新ドーハ(ハマド)国際空港に乗り入れる。
新空港はドーハ市街地から東に16km、旧空港から東に4kmの位置にある。チェックイン・出国審査・搭乗の手続きがスムーズになったほか、4万平方メートル規模の商業施設には様々なショップ、レストラン、カフェが入っている。
旅客ターミナルビルのチェックインカウンター数は5アイランド・138ブース。108ブースはエコノミークラスと他航空会社の利用旅客専用、16ブースはビジネスクラス専用、14ブースはファーストクラス専用となる。
アクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は「空港移転はカタール航空にとっての新たな始まりとなる」と公式サイト上でコメントし、新空港が増大する需要と大きな期待に添うワールドクラスのハブ空港になると強調した。