天然ガス自動車(NGV:Natural Gas Vehicle)は、CO2排出量がガソリン車やディーゼル車より少ないことから地球温暖化防止に役立つ一方で、ガソリンスタンド約4万か所の1%にも満たないステーションの少なさが弱点となる。そこで、これまでは主として走行範囲が限定される近郊輸送車両で多く使われてきた。しかし、災害発生時を含め、いざという時はCNGの供給に支障が生じることも考えられる。そこで、通常はCNGで走行し、必要な時はワンタッチでガソリンを燃料とすることもできるのがHKSの「バイフューエル技術」だ。