ボディ部品やシャシー部品を手がける豊田鉄工は、「コモビ」という名のユニークなシニアカーを初披露した。その特徴はコンパクトで折りたたみが可能なこと。同社にとって初のエンドユーザー向けの商品で、同社関係者も大いに期待を寄せている。
大きさは100×45×90cmで、重量は18kg。一充電あたり時速6kmで約30kmの走行が可能だという。「形も通常のシニアカーとは違うので、高齢者だけでなく若者や子どもにも受け入れられるのではないかと考えています。遊園地など限られたエリアの中を移動するのに便利だと思います」と同社関係者は話す。
同社では、3年ほどかけてさまざまな検証を行い、さらに改良を重ねて、2017年に量産化し市販していく計画だ。価格も10万円以下を目指しており、「東京オリンピックが開かれるときには多くコモビを走らせてみたい」と熱く語っていた。