ボッシュは、新世代の慣性センサー「SMI7xyファミリー」を市場投入すると発表した。
SMI7xyセンサープラットフォームは、アクティブ/パッシブセーフティシステムやドライバー アシスタンスシステムで使用するために設計。新センサーは7×7×1.5mmというコンパクトなBGAハウジングに収められており、ロバスト性に優れた省スペース設計となっている。
SMI7xyのプラットフォームには、基本アプリケーション向けのSMI720とSMI740、より高度なアプリケーション向けにSMI700とSMI710を用意。合わせて2つのカテゴリー、4つのセンサータイプをラインアップする。
SMI740のハウジングにはヨーレートセンサー(z軸)と2軸加速度センサー(x軸とy軸)が組み込まれており、オプションで最大35Gという高い加速度を検知できるようになっている。またSMI700は、PSI5インターフェースとCANインターフェースを装備し、横滑り防止装置ESCシステムやヒル・ホールド コントロール、アダプティブ クルーズ コントロール、アクティブ フロント ステアリングなどの高度な車両ダイナミクスアプリケーションで使用することができる。
SMI710にもヨーレートセンサー(x軸)と2軸加速度センサーが組み合わされており、PSI5インターフェースとCANインターフェースを装備。横転事故を検知し、ロール/ピッチ安定化プログラムなど、高度なドライバー アシスタンス機能の要件にも応えることができる。
SMI720センサーは、特に横転検知向けに設計。ハウジング内にヨーレートセンサー(x軸)と1軸加速度センサー(z軸)が組み込まれているだけでなく、ヨーレートセンサー(z軸)と2軸加速度センサー(xおよびy軸)も装備する。SMI740は標準のESC仕様に従って 設計されており、基本的な車両ダイナミクスコントロールに最も適している。