米航空宇宙局(NASA)のボールデン長官は5月12日、ゴダード宇宙飛行センター(東部メリーランド州)を訪問し、10月以降に打ち上げ予定の磁気圏観測衛星MMSミッションの準備作業を視察する。
衛星4機からなるMMSミッションは「磁気リコネクション」の探査が最大の目的。磁気リコネクションは、太陽表面(約6000度)よりコロナ(100万度以上)の方が高温である太陽物理学の謎に関係していると考えられている。
長官がゴダードの総合試験施設を視察する際、衛星4機は振動試験を終えてクリーンルーム内に積み重なった状態になっている予定。なお、メディアとの質疑応答の時間が設けられ、計画、地上試験、打ち上げ準備に関する質問を受け付けるとのこと。