東洋ゴム工業は5月9日、2014年1-3月期(第1四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高960億0700万円(+14.9%)、営業利益111億3100万円(+86.7%)、経常利益は96億4700万円(+59.8%)。四半期純利益は90億8100万円(+114.5%)となった。
消費税増税前の駆け込み需要の影響により国内自動車生産台数は好調に推移したが、同社品装着以外の車種に生産がシフトしたため、新車用タイヤは、販売量・売上高ともに前年同期を下回った。
国内市販用タイヤは、ミニバン専用タイヤ「トランパス」シリーズの販売が好調に推移したことや消費税増税前の駆け込み需要があったことなどにより、販売量・売上高ともに前年同期を上回った。
海外市販用タイヤは、北米市場でSUV用タイヤの販売が好調に推移。そのほか、欧州市場や中国市場、東南アジア市場も好調で、海外市場全体で販売量・売上高ともに前年同期を上回った。
第2四半期の業績見通しは、タイヤ販売の構成良化、市況の悪化が想定以下と見込めることなどを織り込み上方修正。売上高1930億円(+1.6%)、営業利益230億円(+27.8%)、経常利益200億円(+25.0%)、純利益160億円(+23.1%)とした。