諫早湾干拓堤防道路で車両3台の多重衝突、開通以来初の死亡事故に

自動車 社会 社会

1日午後7時25分ごろ、長崎県諫早市内の広域農道(諫早湾干拓堤防道路)で、乗用車など3台が関係する多重衝突事故が起きた。この事故で2人が死傷。警察は事故の発端となった追突車を運転していた25歳の男を逮捕している。

長崎県警・諫早署によると、現場は諫早市高来町付近で片側1車線の直線区間。走行中の軽乗用車に対し、後続の乗用車が追突。この弾みで軽乗用車は対向車線側へ逸脱し、対向車線を順走してきた軽ワゴン車と正面衝突するなど、車両3台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で軽乗用車を運転していた雲仙市内に在住する47歳の女性が頭部を強打し、約2時間30分後に収容先の病院で死亡。軽ワゴン車を運転していた39歳の男性も打撲などの軽傷を負った。警察は追突車を運転していた広島県三次市内に在住する25歳の男を自動車運転過失致死容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「スピードを出しすぎていた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。諫早湾干拓堤防道路で死亡事故が発生するのは、2007年の開通以来初だという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース