IHI、「グループ業務統括室」を新設…グループの管理・サービス業務を集約

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IHIは、「グループ業務統括室」をIHI本社内に設立したと発表した。総勢17人で業務を開始し、グループの管理・サービス業務を集約しながら、人員体制を増強していく。

IHIでは昨年度から「IHI本社機能はIHIグループ本社機能との位置付け」を明確にし、「成長に向けたグループ本社の貢献強化」、「グループ全体の間接業務の効率向上」を目指してグループ全体の間接業務の枠組みを大きく変える本社業務改革に取り組んできた。

今回設立したグループ業務統括室には、IHI本社の戦略以外の機能と合わせてIHIの事業部門や関係会社が個々に行っている管理・サービス業務(事務業務)を集約する。一元化による効率向上が可能な業務を集中的に行うとともに、業務を標準化・統合化した上で、継続的な改善と抜本的な改革を推進し最大効率化を図る。

まず国内展開を優先的に取り組み、今年度中には160人相当の業務を集約、4年後の2017年度までには280人相当まで拡大して2018年度までに集約業務コストの20~25%を削減する。コスト削減目標としては、2014年度から2018年度までの5年間累計で20億~25億の効果を見込んでいる。

グループ業務統括室は、グループの成長のビジネスプラットフォームを目指しており、定型的な業務を処理するのに加え、情報分析力や業務改革力に基づく付加価値サービスを積極的に提案する。

また、IHIグループ全体視点での執行業務基盤として、海外関係会社も含めたグローバル規模でのサービス提供を今後進めていくことから、段階的に組織を拡大し将来的には100人以上の組織とする予定。

今年6月にはIHI横浜事業所内にも拠点を立ち上げ、サービスの提供を開始する予定。

《レスポンス編集部》

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