欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは4月29日、2014年第1四半期(1‐3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、478億3100万ユーロ(約6兆8110億円)。前年同期の465億6500万ユーロに対して、2.7%の増加。
また、2014年第1四半期の営業利益は、28億5500万ユーロ(約4065億円)。前年同期の23億4400万ユーロに対して、21.8%の増益となっている。
およそ22%もの増益となった要因は、シュコダとポルシェの収益性の向上が大きい。シュコダの営業利益は、前年同期に対して、65%増。ポルシェの営業利益は、前年同期比22%増を達成した。
また、2014年第1四半期の世界新車販売は、256万2000台。前年同期比は7.9%増だった。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「全ての顧客が求めるモビリティとイノベーションの提供という目標を追求していく」と述べている。