ISSのクルー、船外活動に向けた準備を開始…プログレス補給船を一時分離

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国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田宇宙飛行士らクルーは、船外活動に向けた準備を開始した。

ISSのクルーは、日本時間4月23日午後10時20分から約2時間半にわたって行う予定の船外活動に向けた最終準備と、プログレス補給船(53P)の一時分離の準備を行った。

若田宇宙飛行士は、船外活動を行うスティーブン・スワンソン宇宙飛行士とリチャード・マストラキオ宇宙飛行士を集めて、船外活動の手順を確認する会議を開催した。

また、3人は「クエスト」(エアロック)の整備と船外活動ツールの準備も行った。

船外活動では、S0(エスゼロ)トラスに設置されている、故障した予備のコマンドを中継するNASAの装置(MDM)を取り外し、新たなMDMを設置する。

MDMは、ISSのいたるところに設置されており、24基が船内に21基が船外にある。

「デスティニー」(米国実験棟)の上にあるS0トラスに設置されているMDMは主系、従系とも10年以上設置されていた。

船外活動の前の日本時間午後5時58分に、プログレス補給船(53P)をISSから分離させ約500kmまで離す。新しい自動ドッキングシステムの試験を行った後、4月25日に再ドッキングさせる予定。

《レスポンス編集部》

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