オバマ米大統領のマレーシア4月訪問について、米国務省のマーシエル副次官補(アジア太平洋担当)はニューヨークで開催の国際会議で、ナジブ首相との首脳会談では、2国間貿易、経済、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が議題に上るとの見通しを示した。
マーシエル氏は元駐インドネシア大使。米大統領のマレーシア訪問は1966年のジョンソン氏以来。
会議でマーシエル氏はTPPについて「東南アジア域内の成長、繁栄に重要だ」と交渉の進展を促した。
会議に参加した複数の東南アジア問題の専門家はベルナマの取材に対し、ナジブ首相が昨年9月、国連総会演説で提唱した穏健派運動をオバマ大統領は支持するとの見通しを示した。
ある米実業家は「あらゆる領域で穏健な立場を維持することがマレーシアの吸引力になる」と語った。