積水化学、高感度圧電センサーを開発…居眠り検知センサーなどに用途

自動車 テクノロジー 安全
圧力を検知する様子
  • 圧力を検知する様子
  • 圧電センサーの原理
積水化学工業は同社の高機能プラスチックスカンパニーが、独自で設計した超緻密発泡構造を持つポリオレフィンフォームを材料とした圧電センサーを開発したと発表した。

今回開発された圧電センサーは「高感度」「薄型」「フレキシブル」「高耐久(電圧性能の保持)」の各機能を併せ持つことが特徴だ。今回の圧電センサーは、ポリオレフィンフォームとアルミの複合シートで、検知した圧力を電気信号として表示する構造。

この圧電センサーの原理は、帯電させたポリオレフィンフォームに圧力がかかると、圧縮される際のわずかな形状の変化により電荷が発生する。この電荷がアルミシートに伝わり、電気信号として表示される。

圧電センサーのサイズは、2×2cmから100×100cmの大面積まで生産可能で、フレキシブル性を活かし、自由なデザイン設計が可能だという。

特殊なプラスチックシートを材料とする従来の圧電センサーと比べ、今回の開発品は汎用のポリオレフィンをベースとしているため、安価でより幅広い分野へ応用できる。

開発した圧電センサーは、心拍や脈拍、呼吸などにより生じる体表面にかかる微弱な圧力も検知することが可能で、在宅時や車両運転中の体調管理・検知、ウェアラブル機器などの用途が検討され、自動車シートの居眠り検知センサーとして応用することが考えられる。

同社では、すでに今回の圧電センサーのサンプル提供が可能な状態で、5月21~23日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2014」への出展を予定している。
《山内 博》

編集部おすすめのニュース

特集