豊田自動織機、世界トップクラスの環境性能を備えたフォークリフトを国内投入

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豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、国内排出ガス規制に適合する自社開発の新型トヨタ産業用エンジンを国内向けフォークリフトに搭載すると発表した。

近年、地球温暖化防止や環境負荷物質の排出量低減ニーズが高まるなか、自動車と同様、フォークリフトのような産業車両においても、先進国を中心に排出ガス規制が強化されている。また、世界的な環境意識の高まりとともに、電動車の採用も増えているが、特に積載荷重3t以上のフォークリフトにおいては、電動車では連続稼動時間や作業性の制限があり、低燃費で排出ガス規制に適合したエンジンを搭載したフォークリフトが求められている。

同社は、昨年、北米市場において、米国排出ガス規制(Tier4)に適合した1ZSディーゼルエンジン、1KDディーゼルエンジンを搭載した新型フォークリフトの販売を開始した。

トヨタL&Fは今秋以降、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター:Diesel particulate filter)を用いることなく、国内の排出ガス規制に適合した同エンジンを国内向けのフォークリフトに搭載し、大幅な燃費低減をはじめとする環境性能を向上するとともに、安心機能を追加した新商品を順次投入するという。

《山内 博》

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