【WTCC 開幕戦】シトロエン、デビュー戦を圧勝で飾る

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シトロエン・レーシング(WTCC開幕戦)
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世界ツーリングカー選手権(WTCC)開幕戦の決勝レースが4月13日、モロッコのムーレイ・エル・ハッサン・サーキットで開催された。

デビューレースとなったレース1、シトロエン・レーシングはホセ‐マリア・ロペス、セバスチャン・ローブ、イヴァン・ミューラーによって表彰台を独占。さらに、レース2でもローブが優勝、それにロペスが続き、シトロエン『C-エリーゼ WTCC』は1-2フィニッシュを遂げた。

レース1では、フロントロウからスタートしたロペスとローブがレースの主導権を握った。4番手からのスタートとなったミューラーも絶好のダッシュを見せ、1コーナーまでに 3位に浮上。3台のC-エリーゼ WTCCは、すぐ
さま後続を引き離した。周回ごとにベストラップタイムを更新し、ロペスがチームメイトを先導。レース中盤、ブレーキに配慮し少しペースを落としたが、3台はそのポジションをキープしたままフィニッシュした。

レース2は予選上位10位がリバースオーダーでスタートするため、3人の中ではミューラーが最も好位置の7番手、セバスチャン・ローブが9番手、ロペスが10番手からスタートした。ところが、スタートから数百メートルで先頭の2台が接触し、そのうち 1台がセーフティウォールに激突。このレースも好発進したミューラーだったがこれを避けることができずリタイアを喫した。赤旗中断の後、セーフティーカーの先導でレースは再開。3番手で再スタートを切ったローブは再開後3周目にはトップに立つ速さを見せ、ロペスも徐々に順位を上げ、ローブの後ろにつけた。そのままポジションを守り切った2人は1-2フィニッシュを達成。ローブは、ふたつのFIA世界選手権で優勝を果たした数少ないドライバーのひとりとなり、WTCCでの新たな歴史をスタートさせた。

開幕戦を終え、ロペスがドライバーズ選手権トップに、それをローブが1ポイント差で追っている。

■レース1
1位:ホセ‐マリア・ロペス(シトロエン)
2位:セバスチャン・ローブ(シトロエン)
3位:イヴァン・ミュラー(シトロエン)
4位:トム・チルトン(シボレー)
5位:ティアゴ・モンテイロ(ホンダ)
6位:ドゥサン・ボルコビッチ(シボレー)

■レース2
1位:セバスチャン・ローブ(シトロエン)
2位:ホセ‐マリア・ロペス(シトロエン)
3位:ヒューゴ・ヴァレンテ(シボレー)
4位:トム・チルトン(シボレー)
5位:ミハイル・コズロフスキー(ラーダ)
6位:ジャンニ・モルビデッリ(シボレー)

《纐纈敏也@DAYS》

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