インド自動車工業会は4月10日、インド国内の2013年度(2013年4月から2014年3月)の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、313万6423台。前年比は9%減と、5年ぶりに前年実績を下回った。
313万6423台のうち、乗用車はおよそ250 万台。前年比は6%減と、2年連続で前年実績を割り込む。
メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが2013年度、インド国内で105万3689台を販売。前年比は0.3%増と、わずかに前年実績を上回った。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で89万0455台を販売。前年比は3.4%増と、微増ながら前年実績を上回る。中でも、2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『ディザイア』は19万7685台を売り上げ、前年同月比は16.6%増と2桁の伸び率。
また、ホンダの2013年度のインド新車販売は、13万4339台と新記録。前年比は83%増と大きく伸びた。ホンダの2012年度のインド新車販売は、7万3483台。
インド国内では、燃料価格の上昇や金利高の影響を受けて、消費者の購買意欲が減退。新車販売の低迷が長引いている。